OAPC(Osaka Association of Psychiatric Clinicks) since 1970 公益社団法人 大阪精神科診療所協会

自殺のサインを見逃さない
―いつもと違うちょっとした変化を見つけることがたいせつです―

自殺しようとする人は、「死にたい」という思いを直接口にしなくても、間接的な方法で事前に周囲に漏らしているものです。そのきざしともいえるサインを早く見つけることが、自殺を防ぐためにはとても大切です。

このようなサインは、なかなかわからないこともありますが、「これまでと何だか違う」という、ちょっとした変化を見逃さないようにすることが大事です。

自殺の前兆のサイン

いつもと違う行動がみられるようになります
  • ・急にパチンコやギャンブルにのめり込む
  • ・真面目な人が無断欠勤したりする
  • ・部屋に引きこもる、口数が極端に減る
  • ・周囲への関心がなくなる、新聞やテレビを見なくなる
  • ・食事がおいしくない、食欲が減る
  • ・深酒が増える、逆にお酒がまずいという
  • ・性生活が急になくなる
  • ・身だしなみに気をつかわなくなる
  • ・一人でいるのを寂しがるようになる
  • ・急に昔の思い出話を話し出したりする。
  • ・少しのことで不機嫌になって怒りっぽくなる
  • ・周囲の音に敏感になる
  • ・交通事故や軽微なけがが頻繁におこる
  • ・薬をためこむ
  • ・包丁や紐を探したり隠し持つ
  • ・自殺する場所を下見に行く
  • ・手紙や写真の整理をしたりする
  • ・大切なものを人にあげたり、整理する
  • ・急に昔の級友や遠くに住む家族の消息を気にする
話す言葉が変わってくるようになります
  • ・口癖のような訴え 「死にたい、死にたい」
  • ・状況にそぐわない感謝「お世話になりました」
  • ・自分を責めるような訴え「生きていても迷惑をかけるばかりだ」
  • ・必要以上に身体にこだわる「もう治らない病気なんだ」
  • ・貧困になるという思いこみ「家族みんなが路頭に迷う」
  • ・厭世的、絶望的な訴え「将来に希望が持てない」「生きている意味がない」
体調の不良がみられるようになります
  • ・じっとしておれず焦りが強い
  • ・痛みや苦痛を強く訴える
  • ・頭が重い、ひどい肩こり
  • ・便秘になる よく下痢をする
  • ・寝つきが悪い、何度も目が覚める 朝早くから目が覚める
  • ・疲労感が強く、特に朝に体調が悪い

これらは、自殺の危険がある時やうつ病の初期に見られるサインです。このようなサインがあったからといって、必ずしも自殺の危険性が高いというわけではありませんが、深刻なサインや,いくつかのサインが同じ時期から見られるようになったというような場合は、要注意です。

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