〔時間〕13:00-16:30
〔会場〕第1会場(2F さくら東)/第2会場(2F さくら西:サテライト会場)
精神障害の有無や程度にかかわらず、誰もが安心して自分らしく暮らすことができるよう、医療、障害福祉・介護、住まい、社会参加(就労など)、地域の助け合い、普及啓発(教育など)が包括的に確保された精神障害にも対応した地域包括ケアシステムの構築が謳われて数年になる。これには市町村ごとの保健・医療・福祉関係者、精神科医療機関、その他の医療機関、地域援助事業者、当事者・ピアサポーター、家族、居住支援関係者などとの重層的な連携が必要とされている。これまで地域共生精神科医療の道筋を牽引してこられた藤井千代先生をお迎えし今後の国の動向とその中での精神科診療所の在り方と果たすべき役割をお聞きする。シンポジストには保健師の立場から蔭山正子先生、精神保健福祉士の立場から田村綾子先生、日精診から地域包括等検討委員会の上ノ山一寛先生、大精診から勝元榮一先生をお迎えしそれぞれの立場からお話しいただく。指定討論は地域で在宅医療に携わっておられる池尻真康先生、多機能型精神科診療所の三家英明先生にご登壇いただく。
長期入院から地域共生社会の実現に向けて各機関とのさらに緊密な連携や「かかりつけ精神科医」や精神科救急医療体制整備など精神科診療所にも新たな機能が求められている。これからの精神科診療所の多様なあり方を参加者の皆さんと考えたい。
座長:
堤 俊仁(医療法人適水会 つつみクリニック 院長)
基調講演:
藤井 千代(国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所 地域精神保健・法制度研究部 部長)
シンポジスト:
蔭山 正子(大阪大学高等共創研究院 教授)
田村 綾子(公益社団法人日本精神保健福祉士協会 会長/聖学院大学 副学長/聖学院大学 心理福祉学部 教授)
上ノ山一寛(医療法人遙山会 南彦根クリニック 院長)
勝元 榮一(かつもとメンタルクリニック 院長)
指定討論:
池尻 真康(いけじり内科外科クリニック 院長)
三家 英明(三家クリニック 院長)