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プログラム

大会1日目   2月22日(木)

市民公開講座

〔時間〕15:00-17:00
〔会場〕第3会場(2F 小ホール)

 『発達凸凹』 とつながる
 ―自分とのつながり、家族・社会とのつながり、仲間とのつながり― 

総合司会:長谷高純一(西浦クリニック  副院長)
演者:
広野 ゆい(NPO法人 DDAC   代表)
大久保圭策(大久保クリニック    院長)

D-1グランプリ  【 前夜祭(懇親会)企画 】

〔時間〕17:20-19:00
〔会場〕第4会場(3F フランダースホール)

D(どうが)1グランプリ!
~皆さんの元気な様子を動画でみせてください!!~


テーマ:「つながり」を感じる動画
患者さんとのつながりでも、職員同士のチームワークでも、連携でも!
「つながり」をテーマにした動画を募集します。


大会2日目   2月23日(金・祝)

開会式

〔時間〕9:30-9:40
〔会場〕第1会場(2F さくら東)

分科会1 「精神科診療所を拠点にした多職種協働が精神科医療を変える」

〔時間〕9:45-11:45
〔会場〕第1会場(2F さくら東)

 2022年の診療報酬改定で、ようやくにして精神科外来診療でのMHSWの支援活動が評価され、療養生活継続支援加算として新設され、診療報酬として算定の対象となった。遅れている外来精神科医療の現状においては画期的なことであり、変革に向けて歴史的な一歩が踏み出されたと考えたい。報酬や運用面で大きな課題を抱えているが、この制度を育てて有用なものにしていけるかは現場で運用する私たちの活動にかかっていることは間違いない。
 外来医療を専らとする精神科診療所では、症状の改善だけに止まらず、来院者の地域生活を支えるために、試行錯誤を重ねながら必要と思われる様々な試みを重ねてきた。どのような状態にあっても、地域でその人らしく暮らせるように、診察室での診療にとどまらず、多職種が協働し、生活現場に求めてアウトリーチを行い、地域の関係多機関とのつながりの中で支援してきた。目指してきたものは今日言われているパーソナルリカバリーであり、その実現のために多くの支援者とつながってきたことが地域包括ケアであったと改めて認識できた。私たち精神科診療所を取り巻く環境は、厳しくなっており、来院者も多様で多面的な支援を必要としたり、来院できないまま取り残されたひとたちを多く抱える事態になっている。
本分科会では、いくつかの診療所での先行く仲間たちの貴重な実践を聴き、学ぶ機会を提供させていただく。そして私たちも勇気や希望をもらい、これからの診療所精神科医療がより多くの人たちに喜びや希望が届けられるものになることを期待したい。

座長:
三家 英明(医療法人三家クリニック 医師)
演者:
〇開業時から始めるライトな多機能型診療所 ーアウトリーチと多機関連携ー
大鶴 卓 (琉球こころのクリニック 医師)
〇クリニック付設訪問看護ステーションからのアウトリーチ(仮)
池上 淳哉(医療法人社団 新川医院 しんかわ訪問看護ステーション 作業療法士)
〇クリニックで行うアウトリーチ支援 ~多職種でパーソナルリカバリーを目指す~
浜中 利保(医療法人三家クリニック 精神保健福祉士)
〇意義や目標を分かりやすくすることこそ多職種連携
大嶋 正浩(医療法人社団至空会 メンタルクリニック・ダダ 医師)

分科会2 「多機関連携できていますか?〜今こそ精神科診療所の役割を考えてみましょう〜」

〔時間〕9:45-11:45
〔会場〕第2会場(2F さくら西)

地域精神医療リハビリテーションにおいて多機関・多職種連携は利用者の回復と自立を支えるために重要です。その連携と協働は容易に実現できるものではありません。それぞれの機関が持つ役割や責任、価値観や信念、コミュニケーションスタイルなどの違いを認め合い、尊重し合うことが必要です。本分科会では、医療機関から地域へ転身された、多機関・多職種の皆様より、精神科診療所に求められている役割や機能について提言していただきながら、言葉としてはよく使う「連携」のつまずきポイントや本質について、フロアの皆さんと共に考えたいと思います。

座長:
村上 貴栄(京都光華女子大学 健康科学部医療福祉学科社会福祉専攻  講師  精神保健福祉士)
演者:
長池 将太(よどころ訪問看護ステーション 所長  作業療法士)
橋本 泰伸(NPO法人大阪精神障害者就労支援ネットワークJSN新大阪 管理者  精神保健福祉士)
山下 ゆき(株式会社ヒロコウチ 代表取締役/リボーン天王寺 管理者 看護師)
榎原 紀子(社会福祉法人明日葉 指定特定相談支援事業所 風真鳥 相談支援専門員 精神保健福祉士)

分科会3 「特化型デイケアの強みと非特化型デイケアへの応用」

〔時間〕9:45-11:45
〔会場〕第3会場(2F 小ホール)

精神科リハビリテーションは、地域社会で行う非特化型の性格を持つものと、より疾患特異性の高い特化型の性格を持つものに分類することができる。特化型だからこそできるサポートと、特化型のノウハウのうち、非特化型の施設であっても対象者に応用できるサポートが存在する。実臨床においては、これらの境界は曖昧であり、より特異的なリハビリテーションの適応でありながら、様々な理由で導入に至っていないケースも存在すると思われる。特化型リハビリテーションの適応基準がより明確になれば、各医療機関でケアが可能な部分と、より専門特化した場所での治療・精神科リハビリテーションが好ましいケースの鑑別にも役立つことが期待される。本分科会においては、特化型と非特化型の、よりスムーズな連携(繫がり)のための知識の普及と深化により、より良いケアの提供による患者の社会適応を促進し、ひいては地域社会への還元となることを目指したい。

座長:
李   利彦(医療法人宏彩会 李クリニック 医師)
大賀 征夫(大賀医院 医師)
演者:
○当院における不安症患者に対する認知行動療法の実践(仮)
平川 沙織(医療法人悠仁会 稲田クリニック 臨床心理士)
○高次脳機能障害のデイケア(仮)
吉田  絵美(医療法人宏彩会 李クリニック 脳リハセンター天美 精神保健福祉士)
○当院での依存症に特化したショートケアの現状
眞城 耕志(岩出こころの診療所 医師)
○発達障害の専門ショートケアプログラム
加藤 史織(医療法人フォスター 生きる育む輝くメンタルクリニックNeo梅田茶屋町 精神保健福祉士)
○方法論的自覚に基づくリワーク・デイケアの実践
高橋 良斉(医療法人内海慈仁会 内海メンタルクリニック 医師)

一般演題(ポスターセッション)

〔時間〕10:30-12:00(予定)
〔会場〕第4会場(3F フランダースホール)

座長:
京谷 京子(京谷クリニック 院長)
安田 由華(医療法人フォスター 生きる育む輝くメンタルクリニックNeo梅田茶屋町 院長)

ランチョンセミナー

〔時間〕11:50-12:50(予定)
〔会場〕第1会場(2F さくら東)/第2会場(2F さくら西)/第3会場(2F 小ホール) 

メインシンポジウム 「精神疾患にも対応した地域包括ケアシステムの構築にむけて」

〔時間〕13:00-16:30
〔会場〕第1会場(2F さくら東)/第2会場(2F さくら西:サテライト会場)

精神障害の有無や程度にかかわらず、誰もが安心して自分らしく暮らすことができるよう、医療、障害福祉・介護、住まい、社会参加(就労など)、地域の助け合い、普及啓発(教育など)が包括的に確保された精神障害にも対応した地域包括ケアシステムの構築が謳われて数年になる。これには市町村ごとの保健・医療・福祉関係者、精神科医療機関、その他の医療機関、地域援助事業者、当事者・ピアサポーター、家族、居住支援関係者などとの重層的な連携が必要とされている。これまで地域共生精神科医療の道筋を牽引してこられた藤井千代先生をお迎えし今後の国の動向とその中での精神科診療所の在り方と果たすべき役割をお聞きする。シンポジストには保健師の立場から蔭山正子先生、精神保健福祉士の立場から田村綾子先生、日精診から地域包括等検討委員会の上ノ山一寛先生、大精診から勝元榮一先生をお迎えしそれぞれの立場からお話しいただく。指定討論は地域で在宅医療に携わっておられる池尻真康先生、多機能型精神科診療所の三家英明先生にご登壇いただく。
 長期入院から地域共生社会の実現に向けて各機関とのさらに緊密な連携や「かかりつけ精神科医」や精神科救急医療体制整備など精神科診療所にも新たな機能が求められている。これからの精神科診療所の多様なあり方を参加者の皆さんと考えたい。

座長:
堤 俊仁(医療法人適水会 つつみクリニック 院長)
基調講演:
藤井 千代(国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所 地域精神保健・法制度研究部 部長)
シンポジスト:
蔭山 正子(大阪大学高等共創研究院 教授)
田村 綾子(公益社団法人日本精神保健福祉士協会 会長/聖学院大学 副学長/聖学院大学 心理福祉学部  教授)
上ノ山一寛(医療法人遙山会 南彦根クリニック  院長)
勝元 榮一(かつもとメンタルクリニック 院長)
指定討論:
池尻 真康(いけじり内科外科クリニック 院長)
三家 英明(三家クリニック     院長)

産業医講習 「メンタルヘルス不調者の症例検討会~業務上の配慮と復職支援~」

〔時間〕13:10-14:10/14:20-15:20
〔会場〕産業医講習会場1(3F 会議室1+2) 
    産業医講習会場2(3F 会議室3+4)

最近メンタルヘルス不調者の増加が著しい。一旦不調に陥ると、長期化する危険も高く、企業にとっても、従業員にとっても好ましいことではない。さらには、不調の原因が器質的である例よりも、長時間労働や人間関係など職場環境に起因するものが多くなっている印象である。また、わずかな環境の変化を導くだけで不調が解消されるケースもよく見られるところである。産業保健スタッフは従業員が不調に陥った原因を検討し、的確な対策を立てる必要がある。それにあたっては、自らを守るためにも法令はもちろんのこと、就業規則や各種の判例も念頭に置かなければならない。メンタルヘルス問題についての黄金律はなく、ケースバイケースの対応が必要であるが、いろいろなパターンを知ることで、応用が効くことも多い。このセッションでは症例を呈示し、豊川、萩原の2人で対応策や問題点について解説を行う。
[共催:大阪府医師会、大阪市城東区医師会]
研修形態:
事例検討による研修

座長:
鍵本 伸明(ナンバかぎもとメンタルクリニック 院長)
安田  究(やすだメンタルクリニック 院長)
演者:
萩原  聡(萩原労働衛生コンサルタント事務所 代表/医療法人ひまわり会 理事長)
豊川 彰博(豊川産業医事務所 所長)

最優秀ポスター発表賞/D-1グランプリ  結果発表・表彰式

〔時間〕16:30-16:50
〔会場〕第1会場(2F さくら東)

閉会式

〔時間〕16:50-17:00
〔会場〕第1会場(2F さくら東)